西洋占星術の入り口

占いとこころについて考察日記

第74話 「たったひとつの魔法水」

占星術タンバリン物語
第74話「たったひとつの魔法水」

キャン子先生が、
風呂敷を広げた。

「みんニャ〜
 この中から気になる石をとって
 瓶の中に入れてにゃ〜。」と。


クロードさんが、
フォローするように言った。

「この石は、
 すでに浄化されています。

 石のピュアな力が
 バラ水に融合して、
 個人の能力が開花します。」

と。


キャン子先生は、いつでもどこでも
キャン子先生で、楽しそうだった。


私は、青緑い色の石を
コロンと入れた。

f:id:nihonmaru:20190403231651p:plain

瓶を眺めていたら、
キツツキさんが
「ミキちゃんっぽいね」
と言った。

キツツキさんの
選んだ石も選んだ瓶も
キツツキさんぽかった。

二人の瓶から出る
煙のようなものが同じ色に見えた。

不思議だなぁ〜
と思っていたら、
キャン子先生が寄ってきて、
「二人は似てるね。」
と言った。

似てる!?


カランコロン 
   
   つづく