第59話 「補習 // アスペクト」
占星術タンバリン物語
第59話 「魔法瓶」
「キャン子さん、青い瓶なんて
何に使うんですか?」
「うんとにゃ。
これからまじないをかけるんだにゃ〜」
マジナイ!?!?
満月におまじないって・・・
もう正真正銘怪しい人じゃないですか。
いや、あやしい猫か・・・
どっちでもいいけど、
キャン子先生のことが
いつも以上に怪しく感じた。
キャン子先生は
その青い瓶の下に
マークを描いた紙を敷き、
周りには石をならべた。
そして、目をつぶって、
猫語なのかなんなのか
不思議な言葉を
つぶやきだした。
私は怪しさいっぱいの
キャン子先生の横で
満月を眺めていた。
ニューヨークに来てから
満月を眺めたのは
初めてかもしれないなぁ。
満月を眺めてたら
キツツキさんの顔が
ふと脳裏に浮かんだ。
明日、キツツキさんに
会えるのを思い出して
胸がきゅんとなった。
カランコロン
つづく
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ミキちゃんの占い講座
〜 補習 〜
第59回目 「アスペクト」
おはようございます!
アスペクトについてを
ざっくりと書きますね。
アスペクトは、
単純なようで複雑です。
天体・サイン・ハウスを
ふか〜〜〜く理解してから
使うことをおすすめします。
そうでないと、
必要以上にネガティヴにとったり
必要以上にポジティブにとるように
なってしまいがちです。
いろいろな占星術の本が出てますが、
けっこうザクザク厳しい言葉で
書いてるものもあるので
アスペクトはあくまで
「その天体が動くエネルギーのベクトル」です。
まず、アスペクトは、
0度、180度、90度、
120度、60度とあります。
0度から順にみていきましょう
このチャートの赤丸。
太陽と金星が隣同士にいますね?
これをコンジャンクションと呼びます。
意味は、エネルギーが強まる。
おとめ座の太陽と金星のエネルギーが
まざって強くでる。場所は11ハウスで。
次に、180度。
天王星と金星が向かい合わせになっていますね。
これを180度。オポジションといいます。
意味は、対象が現れる(影響を与え合う)。
個人天体は常に受け身ですので、
このチャートの場合だと
金星は、天王星の力を
受け取る形になります。
金星と冥王星が90度の配置。
これを、スクエアと言います。
意味は、
行動パターンは同じだけど
違ったキャラを
受け入れる必要がでてくる。
(2つのキャラを統合する必要がある)
このチャートの場合。
テンビン座の金星は12ハウスで、
やぎ座の冥王星のエネルギーを
受け取り発揮する。と読めます。
(受け入れない場合は、
心の中で葛藤が生まれやすいです。)
ここからは、
ハーモニーアスペクトと言われる
馴染みやすい角度です。
まず120度。
120度を、トラインと呼びます。
意味は、すんなりと協力しあえる関係で
エネルギーがスムーズに流れます。
なんとなくうまくいく状態になります。
土星と海王星が120度。
さそり座とうお座は
両方とも水のサイン。
馴染みやすいです。
そして、最後は60度。
この角度を、セクスタイルと呼びます。
意味は、積極的に、
天体の力を使っていく角度です。
このチャートの場合、
太陽と水星と木星がセクスタイル。
かに座/木星のエネルギーによって
乙女太陽と水星が拡大する。12ハウスで。
みなさん覚えていますか?
天体は「ワタシ」という意識でしたよね?
この10個の「ワタシ」の
アスペクトをみることで、
私たちの心の中で
どの天体が協力的になっているのか、
違うキャラで存在して
お互いにつつきあってるのかがわかります。
全ての天体を把握して
認め合うことで
10個の天体が統合されて
生きやすくなります。
アスペクトよりも、
天体10個をしっかりと
使ってみることで
人生がおもしろく
感じられることでしょう。
私はそのように考えています。
アスペクトよりも大事なのは
10個の天体ですので
どうぞお忘れなきように❤️
では、また明日。
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Miki 地中海のそばで、ぼそぼそつぶやいています❤️