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占星術タンバリン物語第56話 「アメリカン・ドリーム」 8時20分。 ティファニー本店前に着いた。 めずらしいことも あるもんだ。 待ち合わせ場所に 10分も早くついた。 というよりも、 朝5時に目が覚めて その後眠れなかったのだった。 ファッション業界での…
占星術タンバリン物語第55話 「やりたいこと」カランコロン「いらっしゃ・・・にゃ? ミキちゃん、どうしたにゃ?」「キャン子さん、 あのぉ。。。 ちょっとお願いがあるんですけど・・・」 「どうしたにゃ?」「今週末、お休みをいただけないかと 思いまし…
占星術タンバリン物語 第54話 「シーマとサーモン」ベーグルショップは すごい行列だった。 シーマは、いつも決まって サーモンサワークリーム。 わたしは、いつも決まって サーモンアボカドクリーム。 二人ともサーモンが好き。でも、お互いの好みのクリー…
占星術タンバリン物語第53話 「再会」 春の風を感じながら ベーグルショップに 向かっていたら わたしを呼ぶ声が聞こえた。 振り返ると、 懐かしい同級生の顔があった。 その同級生は、シーマと言った。 わたしが憧れていた ファッション業界に入って メキメ…
占星術タンバリン物語第52話 「約束」 キツツキさんは、 いつものように 優しい声だった。 バラ水を作る日が 決まったので 誘ってくれた。 手帳を取り出して 忘れないようにと 日時を記入した。 その日は、満月だった。 わたしの手帳は、 月の満ち欠けが書か…
占星術タンバリン物語 第51話 「誰かを想う」 「キツツキさん」キャン子さんの口から 彼の名前が出てきて驚いた。 実は、セントラルパークで ピクニックをした時。 最初は、サンドイッチを 作ろうと思っていたが、キツツキさんの顔を 思い出した瞬間、おにぎ…
占星術タンバリン物語第50話 「すべてはエネルギー!の巻」 「キャン子、 サンクス!バーイ!」「サンキューニャ〜」 朝のピークが落ち着いた。キャン子さんは、 わたしの横に座った。 「よっこいニャ。」 (訳「よっこいしょ」) 「ミキちゃん、ローズティ …
占星術タンバリン物語 第49話 「私のアレは、まさかのアレだった。」 あの朝、 キャン子先生は、 きっと私が来るのを わかってたはず・・。 お店には、常連さんが 2人いて軽く挨拶をした。 買ったばかりの雑誌を 読みながらアレを待った。 アレに対する 緊張…
占星術タンバリン物語 第48話 「私のアレ・・・」 今日は、 仕事ではなくて お客として タンバリン喫茶に行った。 お休みの日は、 家にいるか 海岸で雑誌を読むか。それぐらいだった。 その日は、 ふとタンバリン喫茶で 「アレ」を頼みたくなったのだ。そう…
占星術タンバリン物語 第47話 「初めての二人っきり」 セントラルパークでは 太陽の下、 たくさんの人が ピクニックをしていた。 あちこちから 笑い声や 楽器の演奏が 聞こえてきた。 そっか。 もうすっかり 春なんだな。夏が近づいてることに 少し焦りを感…
占星術タンバリン物語第46話 「バラの香り」キツツキさんは ルーブル喫茶で ミックスジュースを 飲んでいた。 ルーブル喫茶には、 最新の雑誌がおいてある。 私がファッション関係の 仕事をしていた時は ここの雑誌を目当てに よく来ていた。 謝り続ける私に…
占星術タンバリン物語第45話 「サマータイム」 パタパタパタパタ.. 「キツツキさん! すみません!」 そう。 私は遅刻した。 まだまだ時間があると 瞑想した後に 絵を描いていたら、 電話が鳴った。 「ミキさん、おはよ! 今、どこ?」 「キツツキさん、 お…
占星術タンバリン物語 第44話 「今日の世界」 キツツキさんとは、 11時の待ち合わせ。 それまで、 瞑想をすることにした。 キャン子先生から いただいた石を 手に握り目をつぶった。 呼吸をできるだけ ゆっくりとする。 吸って・・・ 吐いて・・・ 吸って・…
占星術タンバリン物語第42話 「HADOU」 お客様にコーヒーと ジュースを用意して 持って行った時に 「音遊び」は終わった。 そして、 そのお子さんは 「のどかわいた〜」 といってジュースを ぐびぐびと飲んだ。 キャン子先生も 緑色のソーダー水を 飲んでい…
占星術タンバリン物語第36話「キャン子先生と石」 「ミキちゃん、 今日は疲れたでしょ? ゆっくり休んでにゃ。」 「キャン子さん、 お疲れ様です。 今朝、指輪をはめてから 忙しくなった気がしてるんです。。 あと、私、、 全然疲れてないんです! むしろす…
占星術タンバリン物語 第31話「ほんとうのわたし」キツツキさんに言われるがままに 目をつぶって深呼吸をし始めた。すると、、真っ暗だった世界に 紫や緑色の風船のようなものが あっちこっち動き出した。あれには、 驚きというか 怖さがあったなぁ。。 でも…
占星術タンバリン物語 第30話 「キツツキさん」キツツキさんが、 トーストを食べ終わったようで お皿をさげようと テーブルに向かうと・・ キツツキさんが話しかけてきた。「いつから働いてるの?」「あ、今月からです。」「ふ〜ん、そうなんだ。 君、、石持…
占星術タンバリン物語第29話「あの日を今も忘れない」カランコロン朝7時、 いつもの朝。キャン子先生との お仕事も少し慣れてきていた。その日は、 朝日がとても強くて 金色に輝くようにみえた。いつもより早く起きて、 いつもより早く家を出て、 朝日を眺め…